ストーリー04

株式会社秋田白神食品

若者たちが大活躍!
三種の砂地で育てた
自社の大根を使用


砂地で育った大根は畑で上部をカットし、軽トラックで運搬。若者いっぱい!

秋田県山本郡三種町。美しい海岸線が広がる、海に面した町です。海岸エリアに広がる砂地では古くからメロンの栽培が盛ん。秋田白神食品では、自社でこの砂地を利用して大根を栽培しています。取材時は収穫が終盤に差し掛かり、日々収穫作業と洗浄、燻しと漬け込みが盛んに行われているタイミング。若い人たちが元気良くキビキビと働いています。畑には抜いた大根が並んでおり、一人ひとりが刃物で大根の上部をカットし、軽トラックに積んでいきます。砂地で育ったこともあり、とてもつるんとした色白美人な大根たちです。

大量の大根を洗浄する作業を手際よく進めていくスタッフたち。

加工所に運ばれた大根を洗浄します。冬場は寒いのでお湯を使い、強めの水圧で砂を落としています。実は、加工用大根はすべて自社でいぶりがっこに加工しているのではなく、県内の他の事業者に販売しています。この日の大根は出荷用としてパッキングされていきました。

秋田白神食品ではいぶりがっこのほかに、ごぼう茶なども加工・製造・販売を行っています。さまざまな農産物を生産し、加工して商品化。まさに六次産業を日々行っているわけです。

漬け樽がいっぱいになった様子。とても見た目が美しい。

秋田白神食品の漬け材料は、ザラメが多いタイプ。良い色に燻された大根を隙間なく並べ、ザラメいっぱいの漬け材料を間に挟んでいきます。ここでも、若い世代が活躍中。本当に平均年齢が若い会社です。
代表の荒谷要伸さんによると、大根の栽培面積は8町歩もあるんだそうです。加工用大根は年間で40〜50万本を出荷しています。ちなみに、大根のほかにはごぼうやじゃがいもの栽培も行っています。

「若い人たちの雇用を創出するためにも、さまざまな事業を行っています。もともと、加工用の大根の生産を行っていましたが、冬場の仕事を創り出すためにも自社でいぶりがっこの生産を始めたのが8年前からです。プレーンないぶりがっこのほかに、味付けした商品も販売しています」(荒谷代表)。

若者たちのパワーあふれる秋田白神食品のいぶりがっこ。作る人たちの顔を思い浮かべながら、ぜひご賞味ください。

代表の荒谷要伸さん。若者たちとも積極的に交流する気さくな経営者です。

メーカーDATA

株式会社秋田白神食品

〒018-2406 秋田県山本郡三種町大口大口154−19

TEL 0185-74-5725

https://www.gobouzuki.com/

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