ストーリー02

三吉農園

買い手も作り手も
みんなが笑顔になる
幸せのいぶりがっこ。


入り口には温かみを感じる看板。ほっこりします

ついついもう1枚と手が伸びる味

実家の屋号「サンキチ」を掲げ、自然栽培で育てた野菜や、その野菜で作る加工品をネット・出張店舗で販売している三吉農園。地元の名人に作り方を伝授してもらったという主力商品のいぶりがっこは、1枚食べると止まらなくなる食感と味わいで、リピーターの心をつかんでいます。
「うちのいぶりがっこは強烈なパンチ力や強烈な旨味のある味ではなく、一つ一つの素材の味を感じ、自然なうまみを感じられる優しい味だと思います。」(園主・加藤マリさん)。

現在漬け込みに使っている材料は、自然栽培米の米ぬか、てんさい糖、静置発酵法の黒酢など。加藤さんいわく「自然の力でモリモリ漬けている」そうです。

笑顔いっぱいの加藤さん。人を惹き付ける魅力があります

あるものを生かして地域を笑顔に

取材に伺ったこの日は燻し作業の真っただ中。祖父が林業で使っていたものを譲り受けて改装したという小屋で、加藤さんは額に汗しながら大根を並べる作業に追われていました。その中には枝分かれした大根も。
「今ココにあるもの活かす がモットーなので。こういうのも燻していぶりがっこにしちゃいます。人形みたいで可愛いって言ってくれる人がいそうじゃないですか。実際、店頭では不思議な形をしたものが意外と早く売れちゃったりするんですよ」(加藤さん)。

2年前には食品衛生法の改正で揺れる郷土の漬物文化を守ろうと、シェア加工場を作るクラウドファンディングにも挑戦した加藤さん。プロジェクトは見事成立し、法改正により引退を考えていた人々の希望の光になりました。

目指しているのは『あるものを生かし、地域を生かして笑顔をつくること』。彼女のまわりに、笑顔の花が咲き誇る日はそう遠くなさそうです。

メーカーDATA

三吉農園

〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内字小杉沢口29-2

TEL 0187-49-8191

FAX 0187-49-8195

MAIL:sankichifarm@gmail.com

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